札幌観光一人旅

珍しく旅行しました。普段の行動範囲は神奈川~東京~幕張メッセ(?)程度で、飛行機に乗るのも数年ぶり。
大きな目的は、さっぽろ雪まつり、SNOW MIKU(企画展+ZEPP札幌公演)。
貧乏旅行かつ一人旅なので、可能なところは安く済ませます。飛行機はもちろんLCC。宿はカプセルホテル。もともと1泊2日を予定していたのですが、出発予定日午前の飛行機よりもその前日午後の飛行機+カプセルホテルのほうが安く、2泊3日にしました。そのかわり、できる範囲で現地に金を落とす感じで。
はじめての北海道だったのですが、ちょうどこの雪まつり期間はどうやら数十年ぶりの寒波が押し寄せていたとのことで、例年より10度ほど低く(なんじゃそりゃ)最高気温が-11℃(なんじゃそりゃ)という万年関東民には経験したこともないような気温。外を出歩いているときは耳が凍るんじゃないかと思っていました。ただその反面建物の中はどこも暖かく、そりゃここまでのレベルでなくても毎年厳しい冬の地域はそこら辺ちゃんとしてるんだな~とも。




あまりにも自然にそこら中にいるのでだんだん感覚が麻痺してくるのですが、初音ミクが普通の顔していろいろなところにいます(います、としか表現できない)。さすがご当地アイドル。
新千歳空港の雪ミクスカイタウン、雪まつり大通り会場の雪像はもちろん、札幌駅の地下街サイネージなどにも。声付きの広告も多数。もはやいちいちカメラ向けてられないほど。何か夢でも見ていたのではないかという感じです。

今回泊まったカプセルホテル、コンセントが下向きにしかついておらず、さらにバネが大分ゆるくなっているようで、コンセントに差したACアダプタが自重で落ちてしまうという事態に。近くの100均で養生テープを購入し事なきを得ましたが、なんだかとんでもない絵面に……

大通りのびっくりするほど丸い鳩。

SNOW MIKUライブのチケット抽選に当選したのが今回札幌観光をしようと思った一つの理由ではあります。チケット取れなくても行ってたかもしれませんが。
9日昼公演(初演)に参加。

ZEPPといえばドリンクと一緒にもらえるペットボトルホルダーですよね(よね?)。正直なところ今回の旅行での一番のお土産はこれかも。
しかし今回の公演、一番ビックリしたのはセトリとかラストスパートの溶鉱炉歴代雪ミク衣装とかよりも、観客層の変化についてだったりします。
ごく一部ですが、公式ライトよりも明るいライトを持っていたり、ライト片手に複数持ちなどをしていました。また今回、「フワフワ」等いわゆるヲタ芸と呼ばれるようなものを行っている観客も見受けられました。私の参加した回・場所では確認できませんでしたが、ぬいぐるみを高く持ち上げたりなどうしろの観客が過度に不利になるような行動もあったそうです。ライトに関しては昔からのことだったと記憶してますが、ヲタ芸をまさか自分とこんな近い範囲の人がやっているということに軽くショックを受けています(※あくまで感情的・お気持ち表明です)。まあ公演終了後の3本締めなど他ではあまり見ない初音ミクライブ独自の文化もありますし、んな凝り固まった古い価値観ばかりでは行けないのも確かなので、今後ヲタ芸がライブで白い目で見られなくなる日も来るのかもしれません。来ないでほしいですが……(※あくまで~)。

Surface Goを出先でもバリバリ使うために揃えたアクセサリー類

昨年末に購入してから毎日のように使い倒しているSurface Go。
出先でwebサイト見つつ文字を書くことに最適なデバイスであるという自分の目的からするとこれは自分にピッタリのデバイスであることは間違いないのですが、本体(+タイプカバー)だけではどうしようもなく頼りないので、いろいろと周辺機器が必要だとわかってきます。全部自腹です。

保護フィルムはアンチグレアで

個人的な意見として画面はアンチグレア派なのですが、もちろんのことSurface Goはもともとグレア画面となっています。そもそも最初からアンチグレアのタブレットってあるのでしょうか?
ということで、画面の保護も兼ねてアンチグレアフィルムを購入することになります。

アマゾンでは妙に☆が少ないですがこのメーカーの海外レビューを見るとそんなに問題もなさそうなのでこれを購入。3枚で購入当時999円とかいうこの価格は一体どうなってんだと思わなくもないですが、
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ふつうのアンチグレアフィルムでした。
ただフィルムの厚さは今どきの感覚でいうと非ガラスフィルムであることを考えてもそこまで厚くないかなという印象。今手元にノギスがなく測れないのがもどかしいですが…
なおこのフィルムにある穴/切り欠きはインカメラとステレオスピーカーのみ。Windows Hello用のカメラが塞がれて顔認証ログインがしにくくなるのではと思いましたが、実用上は特に問題ないです。

USB-Cハブがアツい

ThinkPadからの乗り換えなのでどうしても外部I/Fがどれだけあるかというのは気になってしまうものですが、USB TypeC、Surface Connect、3.5mmイヤホンジャック、microSDカードリーダー、というのはタブレットとしてみれば多いかもしれません。とはいえやはりパソコンとしてみるとやはり少ない印象。外部I/Fの多いx86で10インチとなるともうLet'sNote RZ系しかない気もしますが…
というわけでインターフェースを増やせるNin1的なハブが必須となってくるわけですが、Microsoft純正のSurface Connectに接続するSurfaceドックは、ACアダプタが外付けで必要だったり、モノ自体の重量が500gもあったりするそうで、どうも持ち運びを前提としたものではない模様。必然的にUSB TypeCからいろいろ生やす必要が出てくるわけです。

このあたりは自分に何が必要かを考えていけば自ずとどの製品を買うべきか決まってくると思いますが、「自分が」「SurfaceGoを」使うにあたって優先度が高そうな順に並べると

  • USB-A2個以上
  • HDMI
  • SDカードリーダー
  • ギガビットLAN
  • VGA
  • USB TypeC
  • microSDカードリーダー
  • DisplayPort

あたりでしょうか。近頃のTypeC搭載デバイスにないことが多い3.5mmオーディオジャックだけはあるのが救いです。
全部載せ、というのも探せばあるでしょうが、インターフェースが多くなれば多くなるだけドックの体積も大きくなるわけで(当たり前)、とりあえずここはLANまで載っていればいいかと思い、iHaHa(例によって聞いたことないブランドですが...)の製品を購入。
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ドライバの手動インストールなど特に面倒くさいことはなく、ケーブルを差せばそのまま使えます。すべてのポートがSurfaceGoで問題なく使えることを確認しました。ただしHDMI端子で4Kモニタに出力するとフレームレートは30fpsとなるようです。
しかしながら、どうもこの手のNin1ハブの宿命のようですが、ご多分に漏れずこの製品も使用時はハブとは思えないほどの発熱があります。
分解してみたわけではないので詳細は不明ですが、各インターフェースごとに個別の変換チップが入っていることはまあ確実と思います。特に映像出力周りは過渡期ならではの複雑な事情がありそうです。
USB TypeC→HDMIへの物理的なコネクタ形状変換だけで映像信号が送れる「HDMI Alt Mode」は、DisplayPort出力で同様のことができる「DisplayPort Alt Mode」に比べて企画策定が遅れていた影響もあるのか、それに加えてMacBookHDMI Alt Modeに対応していなかったこともあり(?)、AliExpressやAmazonマーケットプレイスで出回っている安価なUSB TypeC-HDMI変換は、その多くが一度DisplayPort Alt Modeで一度DisplayPortとして映像信号を出力したあとHDMIに変換しているものと思われます(このあたり検証したわけではないのでただの憶測ですが)。
…まあ、要はチップがたくさん入っているということです。1つ1つはそこまで大きな発熱だとは思えないのですが、あらゆるI/Fを載せてしまうとここまでになってしまうのですね。こればっかりはもうちょっと個別の変換ケーブルを複数持ち運んだほうが良かったのかなと思っています。でもそれはそれで面倒ですね…

予備のACアダプタ

Surface Goはどうしてもバッテリーの持ちに不安があるため、長い時間出先で持ち歩く・コンセントが使える環境であることがわかっている場合はACアダプタを持ち運ぶようにしています。

ケーブルはダイソーのTypeC-TypeCの2.4A対応品(製品の電気的仕様からは3Aのような気もしますが…)です。
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Surface GoのUSB TypeCポートはUSB PD(Power Delivery)での充電に対応しています。USB PDでの充電を行う場合、ホスト側は18W以上の出力が必要なようです。あくまで予備としての用途を想定しているので、あまりパワーのあるものを求めるのではなく、最低限ちゃんと充電ができるものとして、このcheeroの18Wを選んだ次第です。
USB TypeC PDは従来のACアダプタと比べかなりインテリジェンスな制御を行う必要があるため、今現在その規格に沿って作られていないものが数多く出回っています。何もそれはAmazonマーケットプレイスやAliExpressのようなところでなくても、実際の店舗で売られているような製品であっても規格不適合の製品は出回っているようで、ある種の信頼性の証であるUSB-IF認証がついていない製品の場合、消費者が外見から製品が正常に使えるかどうかを判断するのは非常に困難です。
そのため、PD対応ACアダプタにおいては、通販ページの製品レビューや、もっというと規格に適合しているかどうかを調査している有志のユーザーの評価を確認するのが非常に重要になります。一般消費者からすればなんとも大変な過渡期の時代ではあります...
PD非対応のTypeA-TypeCケーブルを使った5V充電も可能ではありますが、それに頼るのは本当に緊急時に限るでしょう。

ケースは使い分け

Surface GoのフットプリントはほぼB5と同じサイズなのですが、この絶妙な小ささゆえA5サイズ向けとされているケース・バッグでも入るものは入ってしまいます。逆にB5サイズのケースはかなりぶかぶかになってしまうようです。
とりあえず、暫定ですが用途別に2つのケースを場合によって使い分けることにしました。
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まずダイソーのA5サイズのクッションケース。
これは大きなメインポケットが1つだけのシンプルなケースで、本体とタイプカバーがちょうど入る程度のサイズ感です。長辺の1辺しかファスナーがついておらず出し入れする時は若干きつい。
別にアクセサリーがいらないとき、ちょっと持ち運ぶとき用として使っています。

もう1つはLIHIT LABのA5バッグインバッグ(型番: A-7680)。
これは2辺がファスナーで開けられるので出し入れが楽、さらにタイプカバー込みで入れてもサイズに若干の余裕があります。外にポケットがついていますがファスナー等で閉めることはできません。そのかわりメインのポケット内に仕切りがあります。
ベルト(付属しません)を通してショルダーバッグ風に持ち運んだり、たっぷりの付属品と一緒にバッグインバッグとしても使えます。
普段はこちらをメインとして使っており、ここにSurfaceGo/タイプカバーの他に、USB(A-C, A-microB2本)ケーブル、モバイルバッテリー、上記のTypeCハブ、イヤホンなど入れて持ち運んでいます。そのままバッグインバッグとしても、ショルダーベルトをつけてショルダーバッグとしても。
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A5サイズのケースでも、入らないものは入らないので注意が必要です。例えば同じリヒトラブのバッグインバッグでも、A-7575はかなりギリギリ、A-7680はさらに一回り小さく入れることができませんでした。

Surface Go、本当に機動性の高いマシンなので、いかにストレスなく出先で使えるかどうかが重要になってきます。バッグに関しては今も悩んでいて、もうすこしいい感じに持ち運べないかどうか、未だに文具店を見て回っています…

Surface Goを買う

当初399USDからという価格で(そしてその発表翌日に日本版一般向けにはOfficeのライセンスがついてくることでも)話題をかっさらったSurface Goです。

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今年の秋に、外出用メインマシンとして使っていたThinkPad X220が突然起動不能になり、それ以降応急措置としてThinkPad Edge 11''を使っていました。

pol.hateblo.jp

そこでいろいろな気付きがありまして、

  • 外出先ではネット見つつ文字書き程度の作業をメインにしていたが、意外と19mmピッチにこだわる必要もないなと思った(Edge 11''は18mmピッチ)
  • そしてもう2018年も終わるのに! やっと自分がアイソレーションキーボードに慣れてきた
  • Edge 11''では微妙にスペックが足りない感じがした(i3-380UMは初代Core iシリーズ)
  • やっぱり毎日のように持ち運ぶマシンなのでもうちょっと軽いものがいいと思った

ということで新しいPCを探すことに。そこで往年のネットブックよろしく10インチ程度の画面で17mmキーピッチ確保できているものかなーと考えていたのですが、そういった条件に合うPCを探していくと、Atomに4GBメモリを乗っけた海外メーカーのものか、それ以外だとLet'sNote CF-RZ6くらいしかない状況。前者はさすがにスペック的に厳しく、後者に割けるほどの予算もない。
そういったところのちょうど中間点にあったのが、Surface Goだったのです。
スペック表からは読み取れないキーボードの打鍵感だけは量販店で実際に確認し、まあThinkPadには及ばないもののそんなに悪くなく、ブラインドタッチも十分に可能だと判断し、購入に至りました。

Pentium Gold 4415Yに(上位モデルなら)8GB RAMに128GB NVMe SSD、別売りのタイプカバーキーボードを付けるとそこそこのお値段にはなりました。Surfaceというともう1~2割予算を増やせば12インチでm3のSurface Proも見えてきますが、しかしそれでは大きいのです。
Atomより上の性能でありながら、10インチというこのサイズ感・キーボード込みで700g台という重量といったところに価値を見い出せるならば、まあいいかなと言う感じです。Microsoft製のハードウェアということにも価値はあると思います。万人受けするような物ではないなというのも確かですが、自分にはぴったり合ったPCです。かわいい……

Surface Goとタイプカバー

バッテリーの持ちは正直あまり良くないなというのが正直な感想。公式ではビデオ再生9時間と謳っていますが、実際に使用してみると6~7時間あたりでしょうか。タブレットとして見るとどうしても短く感じてしまいます。ただこのあたりはTypeC端子があるおかげで出先でも幾分か稼働時間は伸ばせるのでまあまあ良いかなと思います。いろいろなレビュー記事を見てもあまり注目していないのが謎ですが、5VのUSB AからTypeA-TypeC変換ケーブルを使っての充電も可能という情報を得たのも大きかったです。

www.reddit.com

外部IFがUSB TypeC、Surface Connect、3.5mmイヤホンジャック、microSDカードリーダーしかないのは少し少ないなという印象ですが、そのあたりは別の記事で。

マイクロソフト Surface Go (128GB/8GB) MCZ-00014

マイクロソフト Surface Go (128GB/8GB) MCZ-00014

Surface Go タイプ カバー ブラック KCM-00019

Surface Go タイプ カバー ブラック KCM-00019

4K放送開始! NHK横浜放送局でBS 4K/8K放送を見る

本日開始したBS/CSの4K/8/放送。
まだ自宅では4kチューナーを持っていないので見られないのですが、NHKの各放送局ではこの土日に公開放送をするそうで、実際に行ってきました。
www.nhk.or.jp
向かった先は家からいちばん近いNHK横浜放送局。フリー入場!

1Fのブースで4kテレビと8kテレビがそれぞれ置かれていて、自由に視聴することができるようになっている形となっています。
放送開始初日、初音ミクx鼓童スペシャルライブの4k放送と2001年宇宙の旅の8k放送がある、という事前情報だけは持っていたのですが、細かな時間も調べず適当に現地入り。そこに到着して初めて、それぞれの番組の放送時間が完全にかぶっていることに気が付きます。何も調査してなかったのでまじかーという感じでしたが仕方ない。
ので、とりあえず終了時刻の早い初音ミクx鼓童の4k放送のほうのブースに入ることに。

4kのブースは8kのブースに比べてだいぶこぢんまりとした感じで、50~55インチ程度? の4k対応テレビに外付けチューナーをポン付けしただけで、外部にスピーカーも付けずテレビ本体のスピーカーから音を出してる感じ。観客もちょろっと見に来た人を除いて通しで見ていたのは自分のほかに3人(!)のみという感じ。
とりあえず番組を通しで見た感想としては、「ここまでの映像が放送で見られるのか!」というもの。これまでデモ用の4k映像は何度も見てきましたが、放送に乗った4k映像を見るのは初めて。正直なところSD→HDのような劇的な変化はないかと思っていたのですが、HD→4kはそれに匹敵するほどの大きな変化でした。正直舐めてた。銀テープが舞った時のブロックノイズをほとんど感じなかったところはかなり驚きでした。
とはいえここまでの変化を感じたのはハードウェアとしてのテレビの性能の違いもありそうです。今日使われていたテレビは型番どころかどこのメーカーかすらも確認できなかった(確認し忘れていたともいう)ので想像でしか言えないところですが、少なくとも液晶上位機種~有機ELのようなコントラスト比はあった感じ。

鼓童ミクの放送を見終わった後はそそくさと8kの「2001年宇宙の旅」のブースへ移動。こちらは70~80インチ? のテレビに22.2chシステム付きという豪華なセット。ただこちら側にはたくさんの観客がおり円柱型のサラウンドシステムの外側から見ざるを得ないような状況でしたが。
HAL9000が反逆を始めるシーンあたりからの視聴となりましたが、こちらも従来の放送では見られなかったような非常にきれいな映像で楽しむことができました。(なにぶん画面から遠く4k放送よりも画角が狭い状態で見ざるを得なかったのであまり細かなところまでは見られずあまり詳しくはわかりませんでした...)
とりあえず終演まで見た後、適当にブース内をぶらぶらしているとNHKのスタッフらしき方に声を掛けられて「芸術系・映像系の学生?」と声をかけられました。あぁこういうのをわざわざ見に来る若いのは芸術系の学生だと思われているのか...!と思ったのですが、いやいや技術とミクに興味があるんですよと。
そこから話が膨らんで、実際のNHKのカメラマンの方から使っているカメラの話だとかいろいろ聞くことができました。個人的に気になった一点、番組表などから解像度以外の情報(HDR、広色域、高フレームレートなど...)が書かれておわず情報を拾えないことがあるという点だけ伝えておきました。なんだかんだで数字的にわかりやすくインパクトのある解像度ばかり話題になっている節がありますがHDRなども映像体験に重要な要素ではあると思うのでそこらへん分かりやすくなるといいなぁと。

そして家に帰ってから見た地デジ/非4kBS放送の1080iの映像の眠たいこと!! 一度良い体験をしてしまうとこれまで普通だと思っていたクオリティのものにもいろいろ気になってしまうものです。
こりゃ近いうちに4kチューナーと4kHDR対応モニタ買わないとな...と思える日でした。

最近参加した初音関連イベントとか

最近イベント多すぎじゃないですか?

刻を遊ぶ時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~

浜離宮恩賜庭園で行われた「刻を遊ぶ時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~」を見学してきました。もうほぼ一月前ですが……
これはことし東京府からちょうど150年になるのを記念したイベント「東京150年祭」の一環で行われたもので、初音ミクが東京をイメージした楽曲をメドレー形式で歌うというもの。
会場となる池の上で広がる噴水にプロジェクションマッピングされた映像が投影されるというシステムでした。
この手のイベントとしては珍しく、ミクの映像が等身大サイズではなくかなり大きい。スクリーン代わりとなる噴水に上半身しか映らないなどそこまで大きく投影するかという感じでしたが。
報道陣向けプレ映写会みたいなものはすでに行われていてすでに楽曲の一部はわかっている状態で望みましたが、それにしてもこの楽曲の選び方!


初出初音ミク歌唱の歌は千本桜のみという潔さ。個人的には中央フリーウェイ~東京は夜の七時あたりが聞けただけでも大満足。
それともう一つ、音響が良い。実のところこんな大きな音出すこと考えられてないような場所で特別にスピーカーおいたところで出る音は防災無線みたいな感じかと思っていたのですが(多方面に失礼!)、歌詞も聞き取れるし全く問題ない、どころかむしろ良い部類に入るのでは? といった感じでした。
個人的にはこういうイベントでもないと庭園なんて行く機会もないなと思っていたので良い体験になりました。

Jazz, Anime & Internet Songs vol.1

最近だともう1つ、「Jazz, Anime & Internet Songs vol.1」にも参加。
川崎市で開催される都市型ジャズフェスティバル「かわさきジャズ」における複数のライブ・コンサートのうちの一つとして、佐藤允彦率いるバンドのボーカルとして初音ミク巡音ルカが出演するというもの。
(なおこれを書いているときに知ったのですが、東京150年祭のメドレー編曲にも佐藤允彦氏関わってるそうですね)
このときのキャラクターの映像・ボーカルは事前にレンダリングされたものではなく、人間側のセッションに合わせてリアルタイムにBPMを調整しながら出力されているもの(?)。キャラクターの表示はふつうの大型ディスプレイにほぼ等身大での出力。そういうこともあってどうしても映像のコマ落ちだったりボーカルの微妙なズレがあったりは気になるといえば気になったのですが、それ以上に「実験的なことをしてるなあ」という関心のほうが上だったので無問題です。
途中の「バードランド」(ウェザーリポート)でPAの音が一時途切れるというトラブルがあったのですが、正直なところPA無しでも各楽器の音量は十分でこれでも良いんじゃないのかとは思ったりしてしまいました(ボカロ各位の歌唱中じゃなかったのは不幸中の幸い?)。とはいえPAの音はかなり控えめで、音が全部スピーカーから出てる感もなく、かなりいい音だと感じました。これはホールという箱自体の音の良さもあると思うのですが。
アンコール含めて最後の巡音ルカによるアカペラの「エターナリー」はいい意味で異様とも言える雰囲気で、ボーカロイドでこんなことやれるのかという驚きが強い場面でした。


音響の良いイベント、音響の悪いイベント

こう2回も連続で想像以上に音響の良い現場を見てしまうと、初音ミクの公式ライブとして現在最大の規模となるマジカルミライに参加する意味とは……みたいなこと考えてしまって危ないですね。あの手のライブはもうサウンドのことを考えてない巨大な会場でしか(近年の東京公演は幕張メッセばかりですね……)開催されないので、自分の中の認識では、ライブ用耳栓用意してただただデカい音量といかにもお祭りという感じの空間に圧倒されるだけの場所、という感じになりつつあります。まあそのお祭り的空間も重要といえば重要なのですがね。
なお明日のパシフィコ横浜国立大ホールでの初音ミクシンフォニー東京公演は不参加(チケット争奪戦に負けた、とも言う)。2年前の東京国際フォーラムでの公演は参加したのですが、あのときはストリングスの音が全部スピーカーから出てる感じがあってちょっとガッカリでした。パシフィコ横浜はことしの夏T-SQUAREのコンサートでめちゃくちゃいい音の演奏を聞けたので個人的には音のいいハコに分類していますが、とはいえ音がスピーカーから出てる感の原因はPAの方の癖なわけで、会場変わってもなあ……という感じです。

PSoC 4200 Prototyping Kit の開発環境を1から構築する

PSoC 4200 Prototyping Kit(CY8CKIT-049-42XX)はPSoCの中でも非常に安価な開発ボードで、秋月電子通商など秋葉原の実店舗をはじめとした様々なパーツ屋で数百円程度で購入できます。そんなPSoCの開発環境を構築する際、少しだけハマったのでメモです。
クリーンインストール直後のWindows10機を対象にしています。

(この記事は、夏コミで頒布した単著同人誌"DIVAアーケードコントローラの創りかた"から一部を抜粋し再構成したものです)
pol.booth.pm

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PSoCの開発環境としては基本的に純正のIDEであるPSoC Creatorを使う形になります。そこからさらに、今回使うボード用のドライバやサンプルプロジェクトなども一緒にインストールします。
なお、インストールの際、 .NET Framework 3.5とVisual C++ 2008 再頒布可能パッケージがそれぞれ必要になります。これらのインストールを先に済ませておきましょう。

.NET Framework 3.5は、「Windowsの機能の有効化または無効化」から「.NET Framework 3.5 (略」を選択してOKを押し、手順に従ってしばらく待ちます。
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Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージは以下からインストールします。
Download Microsoft Visual C++ 2008 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ MFC のセキュリティ更新プログラム from Official Microsoft Download Center
vcredist_x86.exeのみのダウンロード・インストールでOKです。
なお、ちょっとしたハマりポイントとして、以下のURLなどからインストールできるパッケージをインストールしても意味がありません!
Download Microsoft Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージ (x86) from Official Microsoft Download Center
しかも「Microsoft VC++ 2008 Redistributable」などのいかにもな語でググるとこれがトップに来ます(「VC++ 2008 MFC」でググってみたら正しい方のリンクが2番目に来ました)。同じ年代のパッケージでもバージョンが違うためこういった事が起こるのですが、かなり罠ですね……

さて、実際にソースコードを書くIDEである『PSoC Creator』、このボードに必要なデバイスドライバである『USB-Serial Software Development Kit』、サンプルファイルを含む『CY8CKIT-049-42xx Kit Only (Kit Design Files, Documentation, Examples)』をそれぞれダウンロード・インストールします。ただし、それらのインストールの前に、まずはCypress社のユーザーアカウント登録を済ませておくことをおすすめします。

最初にPSoC Creatorのインストールです。
PSoC® Creator™ Integrated Design Environment (IDE)
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Installation TypeはTypicalのままで大丈夫です。このまま手順に従って、ライセンス契約に同意し、インストールしましょう。
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インストール終盤、ユーザー情報を求められますが「Continue Without Contact Information」にチェックを入れればそのままインストールを完了することができます。
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PSoC Creatorインストール終了後の初回起動時にCypressのアカウント情報を求められます。こっちは入力したほうが良さげ?(別にRegister Laterしてもいいと思いますが)
初回起動がうまくいったら、下記2つのインストールが完了するまでPSoC Creatorを終了しておきましょう。

次はUSB-Serial Software Development Kitです。
USB-Serial Software Development Kit
ページ下の関連ファイル群からUSBSerialSDKSetup.exeをダウンロードします。
ここで以下のような画面が出て次に進めない場合、Visual C++ 2008 再頒布可能パッケージのインストール失敗、もしくはバージョン選択をミスしてる場合があります。
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なおこの時ブラウザで次のようなページが自動で表示されたりしますが、
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「Download」を押してもリンク切れです。うーん……
逆に、
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この画面まで進んだらそのまま進めてインストール完了です。

最後に、CY8CKIT-049-42xx Kit Only (Kit Design Files, Documentation, Examples)です。
PSoC® 4 CY8CKIT-049 4xxx Prototyping Kits
ページ下の関連ファイル群からCY8CKIT-049-42xx Kit Only (Kit Design Files, Documentation, Examples) をダウンロードします。
なお、先程のUSB-Serial Software Development Kitのときもそうなのですが、このファイルのダウンロード時下のようにAkamai NetSession Interfaceというダウンロード支援ツールのインストールを促されます。これはポップアップウィンドウ風の通知右上の「×」を押してから"If you prefer, you may bypass the download manager here."よりツールのインストールを介さず直接ファイルのダウンロードをすることも可能です。
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お疲れ様でした。プログラミングにおける最大の難関って環境構築ですよね。

Nikon 1 J5を今買う

経緯

ここ2~3年、基本的に写真撮影はそのほぼ全てをスマホカメラで済ませてきました。しかし最近は、記録としての写真/映像を撮るときに、思ったようなマニュアル撮影ができないことなどに関して細かな不満が少しづつ出てくるようになりました。
近年のスマホならある程度の画は撮れるようになってはいますが、それだけのためにスマホを買い換えるのもなにか違う気がするし、何より専用機としてのカメラを1台持っておきたい! というのがありました。基本的にスマホのカメラってボタン1発でそこそこの画が撮れるようなカメラであるので、ちょっといじりたいというときならともかくガッツリとマニュアル撮影したいというときにはどうしても物足りなく感じてしまいます。
スマホと差別化できる撮影ができるカメラとなると、高倍率ズームができるとかセンサーサイズが大きいとかそういう感じになってきますが、まあそんな遠くのものを撮るようなことはしないですし何よりスマホ撮影では暗所でのノイズがかなり気になっていたので、必然的にセンサーサイズの大きい機種の中から選んでいくことになります。
当初は少なめの予算(~3万円前後)でその手のカメラといったらSONYのRX100だろうな~と思い量販店でポチポチ触っていたのですが、どうもしっくりこない。UIの微妙なもっさり感というかすぐ発熱しちゃうところとか、どうにも購入に踏み切れない感じ。悪くないカメラだとは思うのですが。
そうやって買うかどうかずっと悩んでいたとき、アウトレットでNikon 1 J5 ダブルレンズキットが3万円台で売られているのを発見。
少し触ってみたところ、RX100よりしっくり来る感じがあり、
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即決です。

Nikon 1 J5

Nikon 1 J5は、Nikonが発売していた"レンズ交換式アドバンストカメラ"です。まあその実態は、レンズの交換できるデジカメというか、ほぼミラーレスというか、小売各社はミラーレスというくくりに入れているようなのでここではミラーレスカメラとしておきます。
デジタルカメラの画質を決める一番のファクターである(本当か?)センサーサイズが1インチ程と小さく、ミラーレスカメラとしてはかなり小さいクラスとなります。ただコンデジと比較すれば大きめの部類、スマホカメラと比べれば十分に大きいサイズなので、スマホからの移行であればまあまあ満足できる写真が撮れます。
2015年発売。ということは今更何か新しい情報を書くこともないかなという感じです。なんと投げやりな。


この写真とかはスマホでは撮れなかったのではと思いますね。逆にこの程度の写真取るのならめちゃくちゃでかいシステムはいらないのかな~とも思います。

カメラを......買え......

あくまで"自分のスマホに対して"という印象になりますが、個人的には暗所でのノイズの少なさだったり、AFスピードがびっくりするくらい早かったり、全部マニュアルで写真/映像が撮れたりすることが嬉しかったりしています。よく考えてみると映像撮ってるうちに勝手にAF再設定されたり(これがまたコンマ数秒かかるので気になってしょうがない!)するのが本当に辛かったですね。
つい先日、J5含むNikon 1シリーズは新シリーズが出ないまま全て旧製品扱いとなり、事実上のシリーズ終了となりました。それにバトンタッチするような形で、ニコンを筆頭に各社がフルサイズミラーレスを発表してきました。時代はより大きなセンサーサイズを求めているのかもしれませんが(スマホカメラとして画質に定評のあるHuawei P20 proとか1/1.7もあるらしいですね……)、まずは1型でいろいろ写真を撮ってみたいと思います。