4K放送開始! NHK横浜放送局でBS 4K/8K放送を見る

本日開始したBS/CSの4K/8/放送。
まだ自宅では4kチューナーを持っていないので見られないのですが、NHKの各放送局ではこの土日に公開放送をするそうで、実際に行ってきました。
www.nhk.or.jp
向かった先は家からいちばん近いNHK横浜放送局。フリー入場!

1Fのブースで4kテレビと8kテレビがそれぞれ置かれていて、自由に視聴することができるようになっている形となっています。
放送開始初日、初音ミクx鼓童スペシャルライブの4k放送と2001年宇宙の旅の8k放送がある、という事前情報だけは持っていたのですが、細かな時間も調べず適当に現地入り。そこに到着して初めて、それぞれの番組の放送時間が完全にかぶっていることに気が付きます。何も調査してなかったのでまじかーという感じでしたが仕方ない。
ので、とりあえず終了時刻の早い初音ミクx鼓童の4k放送のほうのブースに入ることに。

4kのブースは8kのブースに比べてだいぶこぢんまりとした感じで、50~55インチ程度? の4k対応テレビに外付けチューナーをポン付けしただけで、外部にスピーカーも付けずテレビ本体のスピーカーから音を出してる感じ。観客もちょろっと見に来た人を除いて通しで見ていたのは自分のほかに3人(!)のみという感じ。
とりあえず番組を通しで見た感想としては、「ここまでの映像が放送で見られるのか!」というもの。これまでデモ用の4k映像は何度も見てきましたが、放送に乗った4k映像を見るのは初めて。正直なところSD→HDのような劇的な変化はないかと思っていたのですが、HD→4kはそれに匹敵するほどの大きな変化でした。正直舐めてた。銀テープが舞った時のブロックノイズをほとんど感じなかったところはかなり驚きでした。
とはいえここまでの変化を感じたのはハードウェアとしてのテレビの性能の違いもありそうです。今日使われていたテレビは型番どころかどこのメーカーかすらも確認できなかった(確認し忘れていたともいう)ので想像でしか言えないところですが、少なくとも液晶上位機種~有機ELのようなコントラスト比はあった感じ。

鼓童ミクの放送を見終わった後はそそくさと8kの「2001年宇宙の旅」のブースへ移動。こちらは70~80インチ? のテレビに22.2chシステム付きという豪華なセット。ただこちら側にはたくさんの観客がおり円柱型のサラウンドシステムの外側から見ざるを得ないような状況でしたが。
HAL9000が反逆を始めるシーンあたりからの視聴となりましたが、こちらも従来の放送では見られなかったような非常にきれいな映像で楽しむことができました。(なにぶん画面から遠く4k放送よりも画角が狭い状態で見ざるを得なかったのであまり細かなところまでは見られずあまり詳しくはわかりませんでした...)
とりあえず終演まで見た後、適当にブース内をぶらぶらしているとNHKのスタッフらしき方に声を掛けられて「芸術系・映像系の学生?」と声をかけられました。あぁこういうのをわざわざ見に来る若いのは芸術系の学生だと思われているのか...!と思ったのですが、いやいや技術とミクに興味があるんですよと。
そこから話が膨らんで、実際のNHKのカメラマンの方から使っているカメラの話だとかいろいろ聞くことができました。個人的に気になった一点、番組表などから解像度以外の情報(HDR、広色域、高フレームレートなど...)が書かれておわず情報を拾えないことがあるという点だけ伝えておきました。なんだかんだで数字的にわかりやすくインパクトのある解像度ばかり話題になっている節がありますがHDRなども映像体験に重要な要素ではあると思うのでそこらへん分かりやすくなるといいなぁと。

そして家に帰ってから見た地デジ/非4kBS放送の1080iの映像の眠たいこと!! 一度良い体験をしてしまうとこれまで普通だと思っていたクオリティのものにもいろいろ気になってしまうものです。
こりゃ近いうちに4kチューナーと4kHDR対応モニタ買わないとな...と思える日でした。