天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト) @ 東急シアターオーブ

映画 Sister Act/天使にラブ・ソングを… といえば、修道院に匿われることになった主人公が聖歌隊の指揮者となる物語。この映画を原作とするブロードウェイミュージカル作品です。

theatre-orb.com

2024/7/3~7/21の日程で渋谷の東急シアターオーブ、2024/7/24~7/28は大阪のオリックス劇場で上演。東急シアターオーブ、渋谷駅から直結というかなりアクセスのしやすい劇場です。
チケットはS席、2階席の前から3列目というなかなか見やすい場所で見ることができました。

を...

もともと昔から映画版がかなり好きで、本場のミュージカルもあるならせっかくなので見てみようと思った次第です。一方でミュージカルによるストーリーの改変を受け入れられるかという点は若干不安だったのですが、そこは杞憂でした。

この作品の要と言えば何といっても音楽。このミュージカルでは原作映画の楽曲が使われておらず、代わりにディズニー映画などでおなじみアラン・メンケンがすべての楽曲を担当しています。
ちなみにこのミュージカル版のストーリーアレンジとして時代設定は1977~78年に変更、舞台もフィラデルフィアに移っています。
そう、70年代後半のフィラデルフィアということで音楽もフィリーソウル~ディスコ風に!! いかにも当時っぽい(私自身はリアルタイムで当時を知っているわけではないんですけど......)楽曲が多数書き下ろされています。作中序盤、 Take Me To Heaven (ストリングスがあまりにも好きすぎる)から一気に世界観に引き込まれます。この曲は作中でもう一度歌われるのですがそのタイミングも完璧。
Sunday Morning Fever みたいなタイトルから満点な楽曲もあり、トリの Spread the Love Around ではミラーボールの回る修道院(←??)で観客も総立ち。ここで感極まってしまい、ちょっと泣きました。曲が良すぎる!!

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MIKU FES '24(春) @日本武道館

初音ミクが武道館に(ふたたび)やってくる!

しかも公演名が「MIKU FES」ということで、2009年以来のインクストゥエンター主催です。
武道館というそこそこ大きい場所とはいえ、今回の公演は1度のみ、こりゃチケット取れないだろうな〜と思いつつもとりあえず最速先行でS席(=アリーナ以外)に申し込んでみるとなんと当選。しかも2階南のかなり前の方でかなりの好立地でした。今年の運全部使ってしまったかもしれません。
mikufes24spring.jp

当日は

九段下17:00ごろ着。それにしても九段下駅2番出口って独特のにおいがしますよね!(よね?) 前回の武道館公演、小学生の頃何度か行った科学技術館、このにおいだけでいろいろな思い出が頭をよぎります。
この時点ですでにワクワクが止まらないのですが、ともかく会場へ向かいます。ダフ屋も非公式ペンライト屋も見かけることなく田安門を通りいざ武道館とご対面、開演30分前なので周辺はファンでごった返していました。客層は上から下まで幅広く、プロセカ経由と思われるファンも結構多め。横断幕を撮ったらそそくさと入場列に並びます。

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2階へ向かう急で危なっかしい階段を登り館内に入場、小さい椅子でスタートを待ちます。2階席だと頭上の日本国旗が近いです。

「Packaged」など非常に豪華な客入れBGMが終わり、17:30に開演です。
「みんなみくみくにしてあげる♪」からスタートし、序盤でみきとPが登場し「心臓デモクラシー」にギターで参加。やっぱり初音ミクと人間のコラボ(??)は最高ですね! その後も入れ代わり立ち代わり、ゲストのクリエイターの演奏(やDJ)が続きます。「ぽっぴっぽー」のイントロの高速ユニゾン、「Tell Your World」でキーボードで参加するkzなどなどオケの見どころもありつつ「ハジメテノオト」で一旦〆、大トリはまさかの「桜ノ雨」。最後は20:30過ぎだったはずなのでまるまる3時間の長丁場でした。体力が持たない!

それにしても、いつにも増して音量の大きいライブでした。個人的にはこの音量だと確実に耳栓必須です。ライブ用耳栓、そろそろ初音ミクの公式ライブの物販で売ってもいいのでは。

親切なアリーナ勢からテープをいただく/前回の武道館ペンライトとともに

未だに透過スクリーンに夢を見ている

今回、初音が映し出されたのは大型のLEDボードでした(よね?)。特に武道館みたいな縦に広い会場だと、従来の透過スクリーンにプロジェクターでキャラクターを映す方法ではキャラクターの見え方に難が出てしまうのは想像できますし、そうでなくてもLEDに比べて色がはっきり出ないのはわかるのですが。ディラッドスクリーンに等身大の3DCGキャラクターを映すというのは10年以上前は先進的でしたが、もう10年以上たってるわけです。
でも自分が未だに「透過スクリーンに映し出される初音」に憧れがあるんです。というより「透過しているもの全般」への夢かもしれません。現代のキャラクター系ライブの主流はどうもLEDボードに移っていってるそうですし、このあたり慣れていかないといけないんですけどね。

LIFEBOOK U9310/Eを今から使う

LIFEBOOK U9310/Eのジャンクを落札しました。税込送料込1.5万弱でした。持ち運ぶサブ機なので、軽いこと・壊しても惜しくないことが重要です。

U9310/E (FMVU32017)

jp.fujitsu.com

仕様チェック

LIFEBOOK Uシリーズは、富士通の法人向けノートパソコンです。特にU9......で始まるシリーズは「ウルトラ・スリムモバイル」シリーズとされ、特に軽量なモデルがラインナップされています。

バレルコネクタ、TB3×2、HDMI、USB、イヤホン
nanoSIM、SDXC、USB、LAN(使用時はコネクタを引っ張り出す)、Kensington

主な仕様は、

  • CPU: Core i5-10310U (Comet Lake, 4C8T, 1.7GHz-4.4GHz)
  • RAM: DDR3 8GB (オンボード, 空0)
  • SSD: 128GB NVMe (交換可)
  • ディスプレイ: 13.3インチFHD ノングレア
  • 重量: 918g

という感じ。

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ESP32-S3で動かす秋月300円液晶

秋月300円液晶」(もしくはただ単に「300円液晶」)と呼ばれる液晶があります。

令和最新版

まさに秋月最大の謎。2006年販売開始、しかも2023年現在になっても未だに在庫されているという不思議な商品です。
カラーグラフィックTFT液晶モジュール+インバーターセット: オプトエレクトロニクス 秋月電子通商-電子部品・ネット通販
その特徴は、

  • わざわざ「メーカー問い合わせ不可」と表記されていること
  • 少なくとも発売当時としてはかなり鮮やかなフルカラー液晶であること
  • 独特な縦横比(400*96px)
  • 独特な駆動電圧
  • 独特な駆動方式
  • 今となっては逆に珍しいCCFLバックライト

そして300円という値段です(特徴が多すぎる)。正式な型番は「LTA042B010F」。

5つ買っても1500円

ちなみに、実は現在は液晶モジュールそのものの価格は200円に値下げされており、バックライト用インバータとのセットが300円で販売されています。
販売開始直後の様子を詳しくは知らないのですが、今でもブログや個人サイトやニコニコ動画で駆動に挑戦した記録が残っており(駆動させること自体が挑戦だったわけです)、その頃のブームの様子をうかがい知ることができます。当時の記事をいくつか見ると、AVR、PIC、H8、そしてCPLDFPGAなど様々なデバイスで駆動ができていたことがわかります。ですが今は2023年です。当時は存在しなかったデバイスで挑戦してみましょう。
ESP32-S3です。

いつ見ても すごい形の 基板かな
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JAZZ-FUSION SUMMIT 2023 @ 東京ドームシティホール

参加から少し時間がたってしまいましたが、
www.bluenote.co.jp

Blue Note Tokyo 35th presents JAZZ-FUSION SUMMIT 2023、行ってきました。

初めての東京ドームシティホール。駅から歩いてすぐ......なのは良いのですが、待機列は屋外、直射日光がガンガン当たって厳しい。
それにしても周りの年齢層がめちゃくちゃ高い。まあ、たとえば80年くらいに学生~20代だったとして、今は50~60代ですもんね(こんなこと言ってなんかすいません......)。学割価格が用意されてましたが何人使ってるんだ?とか思いつつ、どうにか入場。
VIP、SS、S、A、Bの中でA席で申し込んだのでそこまでいい席は期待していなかったのですが、チケットを見てびっくり、なんと2階の最前列でした。実際に会場に入ってみて座ってみるとやっぱりめちゃくちゃ近いので再度びっくり。まあこの会場、アリーナ以外は席に大きな傾斜がついている上それぞれの階の奥行きもあまりないので、相当に端の席以外ならどの席に当たったとしても見え方・聞こえ方に大きな問題はなさそうです。

まあ上記の通り公式のレポートが写真付き・セトリ付きで超詳しいので、個人的に印象に残っているところを......

  • ステージ上にほぼ全員の楽器がセット済みで圧がすごい。ドラムセット4人分並んでるし。
  • と思ったらベース3人バトルでスタート。圧!
  • CASIOPEA-P4。昨年よく聞いた新譜から<TODAY FOR TOMMOW>や私でも知ってる<朝焼け>で、初めてカシオペアの生パフォーマンスを見たけどいきなり楽しい~~
  • ドラム4人バトル!「楽しい~~」から「ヤバいもの見てる......」に感想が変わってきた。
  • DIMENSION。こっちも初めて。実のところ<Beat #5>くらいしか知らなくてすいません。音が鋭い!
  • T-SQUARE。5年前のパシフィコ横浜以来2度目。あの時も新旧メンバー揃ってお祭りみたいな感じだったな~とか思い出してたら、DIMENSIONの2人が残ったまま<MEGALITH>!何???
  • 新譜から<CLIMAX>とか良いな~とか思いつつ、あぁこれでT-SQUARE終わりかぁ宝島聞きたかったな~とか思ってたら、伊東たけし本田雅人ウインドシンセ持って残る。
  • 両者アドリブの中BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRAがセッティング。で!まさかまさかのエリック・ミヤシロの指揮で<宝島>~<OMENS OF LOVE>の和泉宏隆メドレー。泣くわこんなん
  • トリはビッグバンドで。申し訳ないことに(アンコールの)ウェザー・リポート<Birdland>くらいしか聞いたことある曲は無かったけど、フュージョン強めの選曲・編曲とキレのある演奏で全部楽しめた。

なんと4時間の大ボリューム。昔はこういったフュージョン系のフェスがよくあったらしい(そうなんですか?)のですが、今回のJAZZ-FUSION SUMMITも定期的に開催してほしいですね。

初音ミク×鼓童スペシャルライブ2023~結~ @ NHKホール

初音ミク×鼓童スペシャルライブ2023~結~」に参加しました。パンデミックを挟み、2017、2018、そして今回と3度目のコラボレーションライブとなります。

NHKホール

土曜の夜公演。この日の前日は台風や前線の影響で東京は交通機関に影響があるほどの悪天候でしたが、夜公演が始まるころにはほとんど回復していました。
2017~2018の時は某スポーツイベントに向けた国内文化の発信という名目があり(?)、今回はそれに匹敵するような別のイベントあったかなぁと思ったのですが、衛星放送の再編に伴う新BS4Kのプロモーションをしていました。そういうことね。

はい

そういえばNHK BS4Kの本放送開始初日もこの初音ミク×鼓童(の2017年公演)の放送をしていましたね。当時は受信環境が無くわざわざ放送局まで見に行ってました。
pol.hateblo.jp

そういえば改修工事後初のNHKホールです。S席のチケットで、(3階の屋根が迫る程度に)2階のかなり後ろの方。席に座ってちょっと周りを見た感じでは、2-3割海外から、6-7割男性。プロセカ経由で見に来た感じの人は(いるけど)思ったより少ない感じ。海外勢の多さが目立ちます。

このライブでは観客にペンライトが無料配布され、それ以外は使用禁止。これ以外の初音ミクの公式系ライブではペンライトの販売があり、公式ライト以外は禁止という体ではあるものの、何千人の会場ではなかなか全員がそのルールを守れているわけではありません。これを専用ライトの無料配布という形で解決できてしまったのは面白いところ。

個人的には、<リモコン>の終わりに巨大な銅鑼が一発ドォーンと鳴らされ<いーあるふぁんくらぶ>に繋がるという2017年の公演以来のパフォーマンスが見られたのが大満足です。とはいえ、もっと近い(or屋根が広い)席ならもうちょっと太鼓の音が大きく聞こえたのでは、とか、声出し不可の頃の快適さをどうしても思い出してしまったり、とかありますが、まあその辺は仕方ないところ。

バーチャルの権化たる初音ミク達がライブで映えるのは生の楽器があるからこそ。鼓童による演奏と共に歌う姿を見て、そのことを改めて実感しました。実は今年が最後と明言されており少し寂しいところではありますが、本当にいいもの見ました。
kodo-miku.com
TV放送も予定されているのでお忘れなく。