最近参加した初音関連イベントとか

最近イベント多すぎじゃないですか?

刻を遊ぶ時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~

浜離宮恩賜庭園で行われた「刻を遊ぶ時空の旅~初音ミク Links Tokyo150~」を見学してきました。もうほぼ一月前ですが……
これはことし東京府からちょうど150年になるのを記念したイベント「東京150年祭」の一環で行われたもので、初音ミクが東京をイメージした楽曲をメドレー形式で歌うというもの。
会場となる池の上で広がる噴水にプロジェクションマッピングされた映像が投影されるというシステムでした。
この手のイベントとしては珍しく、ミクの映像が等身大サイズではなくかなり大きい。スクリーン代わりとなる噴水に上半身しか映らないなどそこまで大きく投影するかという感じでしたが。
報道陣向けプレ映写会みたいなものはすでに行われていてすでに楽曲の一部はわかっている状態で望みましたが、それにしてもこの楽曲の選び方!


初出初音ミク歌唱の歌は千本桜のみという潔さ。個人的には中央フリーウェイ~東京は夜の七時あたりが聞けただけでも大満足。
それともう一つ、音響が良い。実のところこんな大きな音出すこと考えられてないような場所で特別にスピーカーおいたところで出る音は防災無線みたいな感じかと思っていたのですが(多方面に失礼!)、歌詞も聞き取れるし全く問題ない、どころかむしろ良い部類に入るのでは? といった感じでした。
個人的にはこういうイベントでもないと庭園なんて行く機会もないなと思っていたので良い体験になりました。

Jazz, Anime & Internet Songs vol.1

最近だともう1つ、「Jazz, Anime & Internet Songs vol.1」にも参加。
川崎市で開催される都市型ジャズフェスティバル「かわさきジャズ」における複数のライブ・コンサートのうちの一つとして、佐藤允彦率いるバンドのボーカルとして初音ミク巡音ルカが出演するというもの。
(なおこれを書いているときに知ったのですが、東京150年祭のメドレー編曲にも佐藤允彦氏関わってるそうですね)
このときのキャラクターの映像・ボーカルは事前にレンダリングされたものではなく、人間側のセッションに合わせてリアルタイムにBPMを調整しながら出力されているもの(?)。キャラクターの表示はふつうの大型ディスプレイにほぼ等身大での出力。そういうこともあってどうしても映像のコマ落ちだったりボーカルの微妙なズレがあったりは気になるといえば気になったのですが、それ以上に「実験的なことをしてるなあ」という関心のほうが上だったので無問題です。
途中の「バードランド」(ウェザーリポート)でPAの音が一時途切れるというトラブルがあったのですが、正直なところPA無しでも各楽器の音量は十分でこれでも良いんじゃないのかとは思ったりしてしまいました(ボカロ各位の歌唱中じゃなかったのは不幸中の幸い?)。とはいえPAの音はかなり控えめで、音が全部スピーカーから出てる感もなく、かなりいい音だと感じました。これはホールという箱自体の音の良さもあると思うのですが。
アンコール含めて最後の巡音ルカによるアカペラの「エターナリー」はいい意味で異様とも言える雰囲気で、ボーカロイドでこんなことやれるのかという驚きが強い場面でした。


音響の良いイベント、音響の悪いイベント

こう2回も連続で想像以上に音響の良い現場を見てしまうと、初音ミクの公式ライブとして現在最大の規模となるマジカルミライに参加する意味とは……みたいなこと考えてしまって危ないですね。あの手のライブはもうサウンドのことを考えてない巨大な会場でしか(近年の東京公演は幕張メッセばかりですね……)開催されないので、自分の中の認識では、ライブ用耳栓用意してただただデカい音量といかにもお祭りという感じの空間に圧倒されるだけの場所、という感じになりつつあります。まあそのお祭り的空間も重要といえば重要なのですがね。
なお明日のパシフィコ横浜国立大ホールでの初音ミクシンフォニー東京公演は不参加(チケット争奪戦に負けた、とも言う)。2年前の東京国際フォーラムでの公演は参加したのですが、あのときはストリングスの音が全部スピーカーから出てる感じがあってちょっとガッカリでした。パシフィコ横浜はことしの夏T-SQUAREのコンサートでめちゃくちゃいい音の演奏を聞けたので個人的には音のいいハコに分類していますが、とはいえ音がスピーカーから出てる感の原因はPAの方の癖なわけで、会場変わってもなあ……という感じです。